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2009年の文学フリマで販売されたコピー誌です。その後一部のネット書店に委託販売されました。
株式会社セガから2001年11月22日に発売されたドリームキャストおよびプレイステーション2用のシューティング・ゲーム『Rez』についてのミニコミです。2009年までやったことがなかったのですが、実際に試すとあまりにも素晴らしいゲームだったため、慌ててミニコミを作りました。発売当時からファンだったという虹釜太郎さんと共同で制作しています。
このゲームの革新性を伝えるのは文字では不可能です。実際に体験するしかありません。なのでその部分を延々説明することは最初から放棄し、せめて当時どのようにこのゲームが受け止められ、無視されたかを検証することで、当時のファンと今現在のファンの温度差や情報差を少しでも解消し、新しいファンを受け入れる土壌を作るべきだと思ったのです。やらずにいた自分に対する戒めの意味もあります。
しかし実は、本当に人生を変えるほど影響を受けたのは同時期にやった『スペースチャンネル5』です。『Rez』とほぼ同じスタッフが制作したゲームで、本当に感動しました。生涯一位となるでしょう。『スペースチャンネル5』があったことで、『Rez』については若干冷静にまとめることができた気がします。