『ユリイカ』7月臨時増刊号・総特集=岡村靖幸(青土社)についての情報

一般情報

題名 『ユリイカ』7月臨時増刊号・総特集=岡村靖幸
出版社 青土社
ISBN 978-4-7917-0256-5
初版発行2013-06-15
定価 1,524円(税抜)

入手方法

全国の書店で購入可能ですが、大きい本屋でないと売ってないとの情報もあります。ウェブ上からは以下のサイトで購入可能なようです。

内容

コメント

詩と批評の雑誌『ユリイカ』の、岡村靖幸だけを取り上げた増刊号です。ワタシは音源作品の解説を担当しています。「音楽について語る記事は世の中にたくさんあるので、音楽以外の話を」と依頼されたので、それほど音楽については書いておらず周辺事象を中心にしています。当初はオリジナル・アルバムだけと依頼されていたのですが「何文字書いてもいいです」と言われたので調子にのってシングルとベスト盤類も書きました。あとなぜか基本プロフィールも書きました。全部でだいたい37000字くらいあります。

現在からふり返らずに、当時の時代感覚がわかるような内容にするため、なるべく本人の発言を多くちりばめるスタイルにしています。2012年に出した『岡崎京子の研究』と同じやり方です。岡村さんは常々「僕の言葉じゃなくてみんなが思ったことを勝手に書いてほしい」といった趣旨の発言をくり返しており、こうした文章スタイルは好きではないと思いますが、本人はなく21世紀のファンに向けて書いたつもりなので、まあいいでしょう。

ほかの方の文章では、川本真琴さん、樋口毅宏さん、いまみちともたかさんの文章が、プライベートとパブリックの境界線上を歩くような内容で大変興味深いものでした。対象の実像(リアル)について書くのは身近な立場にある人には絶対かなわないものだなと改めて思いました。自分はあくまでメディア上で作られた虚像(リアリティ)を書く側だなと感じます。本号の編集は青土社の足立桃子さん、表紙写真は都築響一さん、装丁・目次・本文デザインは原田光丞さんです。

第一刷修正情報

第二刷(7月1日発行)ですべて修正済みです。


blogdexjp@hotmail.com
最終更新日:2013年6月29日